ペルー アヤクチョ

武力紛争で奪われた家族の記憶

C-9 ボニファシオウイチョオーレさん

犠牲者
ボニファシオ・ウイチョ・オーレさん
証言者
テレサ・ウイチョ・ウルバノさん

このセーターは焼かれた体を表現して作った作品です。

タンボ 1984年11月05日

「私たち6人が幼かったころ、私たちの父は兵士達による残忍な拷問の末殺害され、全身を焼かれました。母は生き延びて私たちを育ててくれましたが、同じく兵士から拷問を受けました。政府は、犯罪に対する公正な裁きを下すことも、私たちの奪われた尊厳に対する賠償を行うこともしませんでした。父は、慎ましく生きる一人の農民でした。卑劣な殺人集団である兵士達のせいで、多くの村人達が犠牲となり、耐えがたい苦しみを味わったことを私は決して忘れません。父は、天国から私たちをいつまでも私たちを見守ってくれることでしょう。」

ボニファシオ・ウイチョ・オーレ

⇒証言(テレサ・ウイチョ・ウルバノさん)へのリンク

2022年03月22日更新