ペルー アヤクチョ

武力紛争で奪われた家族の記憶

C-8 ソシモテノリオプラドさん

犠牲者
ソシモ・テノリオ・プラドさん (28歳) 
証言者
アデリーナ・ガルシア・メンドーサさん

ソシモ・テノリオ・プラドさん

 1978年、ソシモはサン・クリストバル・デ・ウアマンガ大学で農学を専攻していた。そして、3人の子どもと妻を養うために、借家の中に鍵作りの工房を開いていた。

 1983年12月1日午前1時、ソシモは軍隊により家から連れ出され、軍用車でロス・カビートス兵舎へと連れて行かれた。翌日、妻のアデリーナ・ガルシアは、夫の状況を知るために兵舎に向かったが、所在を否定されたため、その後検察庁に通報した。

 ソシモは愛妻家であり、娘のリリアナのこともとても可愛がっていた。アリシア・デルガドやルシオ・パチェコの歌を好んで歌っていた。ソシモが家族と共に幸せな時間を過ごしていた時、このお気に入りのシャツをよく着ていた。

※シャツは現在展示されていません。

⇒証言(アデリーナ・ガルシア・メンドーサ)さんへのリンク

2022年03月18日更新