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アイヌ・コタンのある風景と遺骨の帰還

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おすすめの本

 ここでは、あくまでもこのコンテンツとの関連で、個人的にお勧めしたい本を何冊かあげておきます。絶版のものは図書館や古書店でお探しください。

  • 加藤好男1991『石狩アイヌ史資料集』私家版
  • 加藤好男2017『19世紀末のサッポロ・イシカリのアイヌ民族』サッポロ堂書店

 札幌市内の小学校教員であった加藤好男さんが、和人から札幌の歴史が始まるかのような小学校の「副読本」の記述に疑問を抱き、史料を粘り強く調べて、サッポロとイシカリにおけるアイヌの足跡を詳細に明らかにした画期的な業績です。このコンテンツはそのお仕事があってはじめて可能になりました。

  • 山田秀三1965『札幌のアイヌ地名を尋ねて』楡書房

 アイヌ語地名研究の第一人者・山田秀三氏はアマチュアの研究者でした。しかしその姿勢は松浦武四郎らの一次文献を徹底的に参照しながら、現地を実際に歩いて綿密に検証(いわゆるフィールドワーク)するもので、非常に信頼がおけるものです。これはその姿勢がいかんなく発揮された好著です。

  • 樺太アイヌ史研究会(編)1992『対雁の碑:樺太アイヌ強制移住の歴史』北海道出版企画センター
  • 東京アイヌ史研究会2008『《東京・イチャルパ》への道』現代企画室

 この2冊の本は、樺太アイヌの対雁強制移住およびサッポロと近郊のアイヌの開拓使仮学校附属北海道土人教育所での同化教育の歴史を掘りおこした類書なき名著です。共に大学研究者とアイヌ民族との共働作業の成果であることも特筆に値します。

  • 北大ACMプロジェクト(編)『北海道大学もうひとつのキャンパスマップ:隠された風景を見る、消された声を聞く』寿郎社

 こちらは手前みそになりますが、私も執筆に関わった書籍です。北海道大学の公式のキャンパスマップに記載されていないスポットを解説しています。本書の延長線上にこのコンテンツを作成いたしました。

  • 青木愛子・長井博1983『アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ:伝承の知恵の記録』樹心社

 私が33年前にはじめて北海道に来た時、釧路の古書店でたまたま見つけたのがこの本でした。その後平取町二風谷を訪ねて、アイヌのお産婆さんであり癒し手である青木愛子フチとお目にかかることができました。カムイを感じ取り、祈りを捧げて生活することと、ウテキアニ(互いに手を取り合う=愛)の心の大切さを学びました。アイヌ・コタンのある風景とは、そのようなカムイとの関わりの中でできたものではないかと思います。さらに青木愛子フチのウパシクマ(本当の話)のエッセンスが「先祖から受け継いだもの」『エカシとフチ』(札幌テレビ放送株式会社、1983年:16-26ページ)で読むことができます。愛子フチの言葉を記録した長井博さんの文章は、『別冊宝島EX アイヌの本』(宝島社、1993年)にも「すべての「もの」には「いのち」がある」(16-19ページ)として収録されています。

2022年03月23日更新
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